日記
はぁ・・・、解雇されてしまいましたね。何の話かって!?いやいや皆さんもご存知のはずです。彼ですよ彼・・・田臥選手です。
昨日、現地時間の18日にサンズから解雇を言い渡されました。2年契約を交わしていた田臥選手は4試合に出場しましたが、
平均4・3分の出場でわずか1・8得点、0・8アシスト。現時点で21勝3敗と好調のサンズは今後、さらなる強化策に乗り
出すことが予想されており、年俸が完全保証される来年の1月10日を前にし、田臥選手がチームの構想から外れる形とな
ったのです。突然の通告でした。サンズは、インジュリーリスト入りしていたセンターのブロメンをベンチ登録し、同時に
田臥選手を解雇しました。歴史を刻んだ11月3日の開幕戦からわずか45日後のことです。田臥選手はチーム広報を通じて
「チームの一員でいられなかったのは残念だが、このレベルでプレーできるのも分かった」とコメントしたそうです。
サンズのコランジェロGMは「ユウタのチームへの貢献は評価している。今回の決断は彼の希望も考慮したもの」と説明したそうです。
あまりNBAというかアメリカのプロスポーツの世界をあまり知らない人の感覚からすると、今回のこの解雇劇は理解に苦しむことかも
知れないですが、ここに競争倍率125万倍と言われるNBAの厳しさがあるのです。ベンチに入れるか入れないかの瀬戸際の
選手にとってはこういったこととは常に背中合わせの世界なのです。田臥選手もその厳しさを実感しているからこそ、
契約時から「シーズンを通じてベンチに入る。与えられた時間の中で、自分のパフォーマンスをする」と言い続けていたわけです。
今回の解雇の最大の理由は、12月15日が過ぎたことだそうです。これ以後、来年の1月10日までは特別報酬の対象となります。
最終的な戦力と判断しない場合、チームはちゅうちょせずに選手を解雇していきます。ただ、今回のサンズの田臥選手に対する
措置はまだ温情的だといいます。田臥選手はインジュリーリストではなく、ロースター、つまりベンチメンバーからの解雇。
それは「健康で今後もプレーできる」という“保証書”が付いているのと同じで、他チームが声をかけてくれる可能性を残している
ということになるわけです。コランジェロGMは「成長したいという彼の希望がある。それは確実な出場機会があってこその話だ」
といっており、田臥選手が次のステップへ行きやすいよう便宜を図ったわけです。また、コランジェロGMが示唆したもうひと
つの解雇の理由は、日程的なもの。今後、日程がたてこんでくるため、実戦的な練習回数は減少していきます。つまり主力選手
の疲れを考慮した部分でもそうならざる終えないという事です。
その練習相手になるのがインジュリーリストの3人(正確には、怪我をしていないが補助メンバーとして契約している選手)。
しかし、練習の機会がなくなれば、その枠は今後の補強用に空けておく必要がある訳です。ドアマットの弱小チームなら動きませんが、
サンズは開幕前の予想に反してここまで快進撃。リーグトップの成績を収めています。このチーム事情が、田臥選手の解雇に
つながったようです。
サンズを解雇された田臥選手は、現地20日から48時間のウエーバーにかけられます。この間に獲得を希望するNBAの
チームがあれば、その球団入りとなりますが、獲得に乗り出すチームが現れなければ、フリーエージェント(FA)となって、
自分からNBAの各チームと移籍交渉をすることになります。そこでも獲得しようとするチームが出てこなければ、
NBA以外の別リーグへ移籍するしかなくなるわけです。この場合、年明けからは、別リーグのチームの選手として、
練習や試合に参加しながら、「10日間契約選手」としてNBA球団入りも可能となります。そこで必要と判断されれば
10日ごとに契約が更新されNBAに残れるということです。逆に不要と判断されれば、次の契約期限日であっさり解雇されます。
再び最高峰リーグへ挑む道のりは非常に厳しいのです。
11月3日のホークス戦で、田臥選手は日本人として初めてNBAのコートに立ちました。10分間で7点、鮮やかな3ポイントシュート
も決めて、世界最高峰の舞台で戦える可能性を感じさせてくれました。2m以上の大男の間を駆け回る小さな日本人の姿は、米国の
ファンの心をもつかみました。事実、サンズのホームアリーナでのジャージの売上は他の主力選手と同等以上だったそうです。
そしてアウェーのゲームでもひときわ大きな声援を受けていました。もう一度ああいったシーンを是非見せて欲しいです。
そして、日本人初のNBAプレイヤーとして今後、NBAに挑戦する日本人プレイヤーの道を示して欲しいです。
タイキでした。
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